1、30年以上前の映画の名台詞にお金の貯まるヒント
1987年に公開された映画「マルサの女」の名シーンを紹介します。
花村(査察部統括官:津川雅彦)がどうやったらお金を貯められるのか、権藤(ラブホテルの経営者:山崎努)に聞いた時の名言です。
金貯めようと思ったらね、花村さん。使わないことだよ。
あんたは葬式がありゃ1万、結婚式がありゃ2万と出すでしょう?
そんなもの出していたら金は残らない。
100万あったって、使えば残らない。
10万しかなくても、使わなければまるまる10万残るんだからね。
あんた今、ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて水ためているとするよね?
あんた喉が渇いたからってまだ半分しか貯まってないのに飲んじゃうだろ?
これ最低だね。
なみなみ一杯になるのを待って…それでも飲んじゃだめだよ。
一杯になって、溢れて、垂れてくるやつ。
これを舐めて我慢するの。
30年以上前に映画の台詞ですが、今でも全く色褪せずに十分に通用する考え方です。
2、コップが一杯になっていないのに我慢できない…
貯金が貯まっても、「金を持ってない」と自分自身を騙せるか。
金を使わない趣味や娯楽で自己満足できる自分になれるか。
小さな幸せで自己満足できるか。
生活のランクを落とせば必然的にお金は貯まりますが、一度生活水準を上げると自主的に下げることはなかなか難しいことです。
例えば、今Go To トラベルに「安いから」と行って一人何万円も出して必要ない旅行する人はお金が貯まりません。
元々行きたかったならまだ分かりますが、今はまだ自粛が必要な期間なのに危険を冒してまで行く必要はありますか?冒頭に紹介した権藤の言う「コップ」がまだ一杯になっていないのに飲んでしまっています。
3、コップを一杯にする方法とは?
ではどのようにして「コップ」を一杯にしたらよいでしょうか?
まず取っ掛かりとして、生活に必要のないお金を節約することから始めてみてはどうでしょう。
例えば
・ソシャゲへの課金
・タバコ
・酒
・お金のかかる趣味 などなどです。
その生活に必要かどうかを見極めるために、ビジュアル的に見てみるのも1つの手です。
それが家計簿です。
支出と収入のバランスが分かり、何にいくら使っているかが分かります。
ただし、家計簿はつけるだけではただの数字です。
その数字を見て「これ買ったの意味なかったな」とか「これ買ったけど、他でもう少し安く買えたな」と都度反省することで無駄な支出が一目でわかるようになり、必要、不要の判断も付きやすくなります。
ただ、お金を持っていない人にとっては、家計簿をつけることで自分自身の貧しい生活が客観的に見えてしまうことになり、やりたくない人も多いようです。
そんな人には強制的に貯める方法もあります。
給与天引きで一部を自動的に貯蓄に回して、残りで生活をするという貯蓄のシステムが出来ている人はお金が貯まりやすいと思います。
普段から出費が多く、「余ったら貯蓄する」人は貯まりづらいかも知れません。
同じ商品を買うならコンビニで買うよりスーパーで買った方が安いですよね。
日常から意識することで、速く「コップ」を一杯にすることができると思います。
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