フォートナイト、課金独占の”アップル税”を問題視 アップルとグーグルを提訴で今後どうなる?

思考、手法

 「将来は、eスポーツ選手になりたい」。中学生の将来なりたい職業の第2位がeスポーツ選手。2019年には、賞金総額30億円のeスポーツ大会が開催されてeスポーツ選手が立派な「職業」として認められつつあります。その大会は、アメリカのニューヨーク州にて開催された人気ゲーム『フォートナイト』の世界大会「Fortnite World Cup」。優勝賞金300万ドル(約3億2,600万円)もすごいのですが、、出場するだけでも5万ドル(約540万円)がもらえるのは更にビックリします。フォートナイトは日本でも小学生が遊んでいるゲームタイトルの1位になるほど若い世代に浸透しています。

その「フォートナイト」を手がける米エピックゲームズ社がApp Storeの課金システムが独占にあたるとしてアップルを提訴しました。どういう事かと言うと、アップルはApp Storeを通さない課金を一切認めていません。アプリの売上の30%はアップルの手数料として持っていかれ「アップル税」と呼ばれています。しかもApp Storeを通さないとアプリの配布もできません。エピック側は独自の課金システムを作ったところ、アップルが規約違反でフォートナイトをApp Storeから削除してしまいました。グーグルも「Google Play」から削除しAndroidでもダウンロードできなくなりました。

エピック社は訴訟を起こし、ネット動画やTwitterに「#FREEFORTNITE」というハッシュタグを作り、「フォートナイト」のプレイヤーたちに対してSNS上で抗議するようにメディアを使って大衆を味方につけようとしています。しかも「価格を下げた分はプレイヤーに還元し、結果としてプレイヤーはよりよい価格でアイテムを購入できるようになる」とエピック社は大義名分を掲げ、アップルとグーグルは十分な反論ができません。しかし、有利なのはアップル、グーグルのプラットフォーマー側でしょう。プラットフォーマーからすると規約違反者が1社抜けるだけ(だけと言っても額が大きいのですが…)です。エピック社はスマホでの配信ができなくなるのは大きな痛手。それでもエピック社が訴訟を選んだのは勝ち目があるからなのでしょうか?それともエピック社の大株主は中国のテンセント(騰訊)なので米国vs中国の代理戦争なのでしょうか?

今後どうなるかは分かりませんが、30%が高いのか安いのか考えることに意味があると思います。物の価値が適正か?価格に異議を唱える人がいなければ価格は変動しません。結果的に価格が下がれば、消費者にはうれしいことになりますね。

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